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水いらず (新潮文庫) 「実存主義文学の出発点に位する」「実存哲学のいわゆる限界状況を捉えた」などと、本書の背表紙には説明がある。
が、しかしこれではさっぱりわけが分からない。
こんな小難しいことを書かれては、読む気が失せてもしょうがない。

この本は小説の形をとっている。
ならば、思想うんぬんよりも、小説として読めばいいと思う。
「壁」「エロストラート」あたりは、心理描写の変化を描く物語として、十分に面白い。

「どう生きて死ぬか」、それがテーマなのだと思う。
神の救いを否定し、人生の意味を否定するということは、一見ネガティブ極まる。
しかし、そこには「神の道具ではありたくない、自分はここにいる人間である」という希望がある。

甘い水よりも苦い水を求める。
そんな姿勢が気になる人は読んでみては。

負けじ魂 まえがきのところの「自分は負け組、翔子は勝ち組」と書かれた辺りはタイトルの意味合いを説明しているとは思うのだが、少し痛い気がする。
そのあとにも翔子を少し妬んでるのかな?と思わせる言葉がちらほら見られた。
彼女は負け組とは思わないし、一世を風靡した(80年アイドルたちを見てきた私などはそう思う)人だし、少なくなったがメディアへの露出もある。
タイトルを変えればもうちょっと良かったかなというのが一番の印象。

それから最近よくあるゴーストに書かせたのではないということもすぐに分かる。
文章が幼すぎるから。
小学生の作文のように進んでいく言葉の羅列。
けど、だからこそそこに嘘はないんだろうなと思った。
不倫相手の人のことは「包み隠さず」と書いてあったが、そこはやはりオブラートに包まれていたようにも思う。

彼女は不器用なのかもしれない。
歌が好きというただの可愛い少女にはもう戻れないけど、出来たらタレントではなく一般のお嬢さん(という歳ではないかもしれないが)に戻った方が幸せなのかな…とも。
一度スポットライトを浴びると難しいようだが。

私はwink当時から翔子よりさっちんの方が好き。
これからも彼女が出れば応援はしたいと思う。

MR.CHILDREN music clips ALIVE [VHS] ミスチルで唯一プロモ集といえばこのビデオだけです。お勧めプロモは「花」と「ALIVE」ですね。「花」はサビに入る寸前がカッコいいですよ。桜井さんがドラムの鈴木さんを探していて屋上にいるとメンバーに教えてもらいギター片手にみんなで屋上に出て行くんです。その瞬間がたまらなくカッコいい!!また白黒であるため、吐く息が見えるのも特徴ですね。「ALIVE」は僕も大好きな丹修一さんの作品。歌の歌詞の通りに生きるを肌で感じました。
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